EdTech事例と講演・セミナー情報

教育現場を変革するEdTech

2020年度の新学習指導要領改定に向け、大きな変革の時を迎えている教育現場。生徒側の「学び方改革」はもちろん、昨今、教師側の「働き方改革」も求められています。そんな課題を考える中で大きな注目を集めているのが、今回eラーニングアワード2019でメインテーマのひとつとして取り上げる「EdTech」です。

「EdTech」に明確な枠組みはありません。AIやタブレット学習、ICTを用いた反転学習やゲーミフィケーションなど、事例が多岐にわたるのはそのためだといえるでしょう。もちろん、今後さらに革新的で前例のない技術が生まれる可能性も秘めています。

こうした中で大切なのは、皆様の課題や環境に応じた施策を行うことです。ここでは日本各地で行われている、さまざまなEdTechの事例から、これからの未来を垣間見てみましょう。

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「楽しく」「能動的に」「効率的に」学びを強化する EdTech領域事例

EdTechが注目される理由、それはこれまでの授業形式で抱えていた課題を、ICT(情報通信技術)の利用によって解決できることが大きいと言えるでしょう。

ICTを利用した事例をいくつか挙げます。

タブレット型PCを配布

教師と生徒一人ひとりが双方向コミュニケーションを取りながら授業を進めることは、これまで容易なことではありませんでした。時間的な制限もさることながら、生徒数十人に対応できる教師の数が限られていたからです。

この課題に有効なEdTechの解決事例として挙げられるのは、タブレット型PC配布による授業です。タブレット型PCを一人1台に配備すれば、多数の生徒とのコミュニケーションを行うことができます。例えば生徒それぞれのノートのとり方や回答の進捗を、教師がリアルタイムで確認し、気になる生徒の画面に入って遠隔で個別指導できます。

また、授業中に感じた疑問を生徒がチャット形式で教師と会話することも可能です。「手を上げて質問する」という行為に抵抗を感じている生徒も気軽に質問することができますし、教師も生徒のつまずきや納得度をリアルタイムで知ることができるようになります。

学びが深まり授業効率も上がるAIロボット

AIロボットを授業に活用する事例も報告されています。

とある中学校では英語の授業の中で、AIロボットによる発音チェックを実施。正しい発音になるまで繰り返し練習するよう生徒に促すシステムが組まれており、導入によって生徒の発音レベルを底上げすることに成功しています。

教師一人では到底手が回らない発音チェックも、AIを用いれば全員で行うことができます。また機械で判定することにより、先生によるチェックの誤差も生まれません。教育の標準化という意味でも、EdTechは大きな役割を果たしてくれると言えます。

またプログラミング教育では、AIロボットの動きをより簡単に組み上げられる教材も発売されています。黒い画面に向かって黙々とコードを入力するのではなく、日本語で表現されたコードを組み合わせることで、より楽しみながら論理的思考や問題解決力を養える工夫がなされているものも少なくありません。こうした教材を見れば、「プログラミング教育は難しく専門的なもの」という考えが大きく覆るでしょう。

より精度の高いリメディアル教育を効率的に

またICTの技術を用いれば、生徒一人ひとりの学習状況に応じた教材を提供できたり、学習結果をグラフなどで表示したりということも可能です。こうした点から、EdTechはリメディアル教育(補修教育)とも相性がいいといえるでしょう。

実際にいくつかの高校や大学では、前段階の教育課程の理解が十分でない生徒にタブレットを配備し、専用の補修プログラムを受けさせる施策を行っています。

生徒それぞれの学力やつまずきに合わせた教材や学びを提供できることはもちろん、教師側の負担も軽減することができるなどメリットが多いのが特徴です。そのため学校や塾などさまざまな教育機関から注目されています。

生徒が自ら実践し、楽しめる教育環境を作る

EdTechが解決できる課題には他にもあります。例えば「教師の話を聞いてノートを取るだけ」という生徒の授業スタイルを、より能動的なもの(アクティブラーニング)にすることも可能です。

特に2020年から小学校で実施されるプログラミング教育は、アクティブラーニングとの親和性が高い科目といえます。プログラミングの基礎を勉強した後に、生徒それぞれが独自のアプリやプログラムを作り、それを発表するといったことは、さまざまな学校ですでに行われています。

「何かを作り上げる」という楽しみはもちろん、まだ見たことのないサービスを作り出せるというワクワク感は、未知の可能性を秘めるEdTechならではかもしれません。

またブロックを組み立てる間隔でプログラミングできる教材や、結果をランキング形式で表示する、いわゆるゲーミフィケーションを取り入れたものも数多くあります。生徒が夢中になるゲームの要素を学習に生かせることは、EdTechの大きな特徴と言えるでしょう。

またドローンを使ったプログラミング学習も数多く行われています。飛行プログラムを生徒それぞれが組み上げることで、基本的な知識だけでなく、論理的思考なども同時に身につけることが可能に。すでに各社から教育用に開発された学習キットが発売されていることもあり、導入を検討する教育機関は今後さらに増えていくでしょう。

スキマ時間に予習復習

またEdTechは、これまで教育現場だけでは対応が難しかった反転教育にも大きく貢献してくれます。

例えば生徒のタブレットに、5分ほどにまとまった次の日の予習教材をダウンロードさせれば、好きな時間にチェックし、授業に望むことができるでしょう。実際にいくつかの小学校ではこうした反転教育が行われています。

教材には小テストやアンケートが盛り込まれており、翌日の授業はその結果を見ながら進行していく小学校も。ある程度生徒の理解が進んだ状態で授業ができることから、基本的な学びよりも協働学習に時間を割くことができています。グループで生徒それぞれが自分の考えを発言することは、学びを深めるだけでなく、さまざまな価値観に触れることにもつながるはずです。

録画・録音で学習を深める

ICT教育によく用いられるタブレットは、動画や録音、ペンタブによる直接入力も行えるツールです。こうした機能を利用するだけでも、学びの幅は更に広がります。

例えば実験の様子を撮影すれば、あとで結果を再度確認したり考察を深めたりすることができるでしょう。また他のグループの動画も確認できるので、知識や考え方の幅を広げるきっかけも生むことができます。

生徒たちがメモを書き込んだデータを、年度や月、生徒ごとにファイリングしておけば、過去の学習履歴を簡単に確認することも可能です。こうして学習のポートフォリオを作っておけば、教師はもちろん生徒自身も自分のつまずきや成長を発見しやすいのではないでしょうか。

教師の業務効率化

学習効率化によるICT活用も大事ですが、業務量の多い教師の業務効率化も大事です。

例えば、教師向けのSNSを活用する事例もあります。先生同士が意見交換を行い、授業のために作成した資料や業務効率化のための資料などを共有ができる環境を提供することもできます。

また、生徒と保護者への連絡ツールとしてアプリを活用する事例もあります。
アプリは保育園や幼稚園でも保護者への連絡ツールとして用いられるなど、一般的になってきています。大量のプリント作業とその配布の手間を削減する手法としてメリットは多数あります。

EdTechで教育にさらなる可能性を

今回ご紹介した事例は、あくまでも可能性のひとつに過ぎません。今後技術の発展に伴い、EdTechの可能性はさらに広がっていくことでしょう。

eラーニングアワード2019では、最先端の技術とともに、全国の教育現場におけるEdTechの事例などもご紹介してまいります。

2020年は目前です。今だからこそ知っておくべきEdTechのさらなる可能性を、ぜひ会場でご体感ください。

EdTechに関する展示会で得られる情報

EdTech事例を多数もつ企業が展示を行っています。
御社のビジョンを実現するためにプロフェッショナルが情報提供やご提案いたします。

  • データ解析

  • ラーニング
    アナリティクス

  • システム

  • コンサルティング

  • ビッグデータ×AI

などなど...

来場者様の声

展示会やセミナーで話を聞いて、世界が広がりました

私の関わる部署にもICTをより取り入れようと、初めてeラーニングアワードフォーラムに参加しました。研修の改善はもちろん、業務効率や組織レベルでの改善を行ったたくさんの事例やソリューションを聞いて、早急な変革の必要性を感じました。自社の参考になる事例だけでなく、サービスの選択肢もたくさんあることがわかり、世界が広がりました。

ご入場について

招待券持参、または講演申込で当日の入場料は無料です。
講演を聴くには別途登録が必要です。

※招待券のみでご覧いただけるのは展示ブースと
 
入場自由の日本e-Learning大賞授賞式、総評、受賞者プレゼンテーションのみです。